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ご あ い さ つ

Greeting

昭和初期の京都・洛中に創業したある呉服店。
店内には、たくさんの着物や帯があり、毎日お客さんや問屋さんが出入りするその店先で、私は育ちました。

現在、西陣のメーカー問屋「ケイまつい」の社長という立場で、この着物業界に携わらせていただく私にとって、祖父や父の背中を見ながら、日常の中で培った商売感覚は、なによりの財産となっております。


『商売は、顧客満足に比例する』というのが、私の持論でありますが、この満足には、大きく分けて2つあると考えます。


ひとつは、「もの」に対する満足です。“タンスの肥やし”という言葉に象徴されるように、「持つもの」としての価値も確かに存在します。しかし、着物は本来「着るもの」なのです。「着てみたい」「おしゃれしたい」という気持ちこそが、ファッションとしての原点にほかなりません。
当社では、この原点に立ち返ったストレートなものづくりこそが、「もの」に対する顧客満足につながると考え、ファッションとしてのものづくりを精力的に行っております。

 


もうひとつは、「ひと」に対する満足です。顧客満足世界一と言われるディズニーでは、社員をキャストと呼び、ゲストであるお客様へ最高の喜びと満足を与えます。このディズニーに学ぶべき点は、質の高いサービス精神と、自らがその空間の一部であるというプロ意識の高さだと思います。当社においても、「ものづくり」はもちろんのこと、最高のサービスマンを育成する「ひとづくり」にも力を注いでまいります。

この2つの点は、お客様にご満足いただくための鍵でもあり、当社が持続的に成長するために不可欠なものでもあると考えます。


呉服という長い歴史をもつ業界の中で、保守の精神を廃し、変わることを恐れず、新しい価値を創造しながら、さらなる歩みを続けてまいります。

株式会社ケイまつい

代表取締役 藤野勝三

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